ITの分野での競争力を維持するため、社員のスキルアップは必須となっています。特にクラウドサービスの代表格であるAzureの理解は、今後のビジネス成功に不可欠です。社員のレベルや予算に応じて、最適な研修を選ぶことに悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。オンライン研修サービスである「BFT道場チョイトレ」のAzure研修をおすすめします。
本記事では、「チョイトレ Azure初級編」の内容について解説します。チョイトレはインフラに特化した技術研修サービスで、Azureをはじめとする最新のインフラ技術についてハンズオンで体験学習ができます。「Azure 初級編」の研修の流れと、各研修のポイントについて解説するので、受講を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
Azureとは
Azureとは、Microsoft社が提供しているクラウドプラットフォームで、クラウドサービスとしてAWSに次いで世界第二位のシェアを誇っています。Azureのサービスは、IaaSとPaaSで提供されています。ネットワークやサーバーをはじめとするインフラ環境はもちろん、データベースやプログラム実行環境をはじめとするプラットフォームまでAzureを使って構築可能です。
Azure研修のメリット
Azureの習得には、Microsoft公式のトレーニング教材である「Microsoft Learn」や公式ドキュメント、各種参考書などがありますが、独学よりも研修の受講がおすすめです。
ハンズオンの研修であれば、実際に手を動かしながらAzureに触れ、開発環境の構築まで体験できます。不明点などについて講師にすぐ質問できるため、短期間でAzureの基礎的な扱い方を学習できるのが強みです。料金は発生してしまいますが、専任の講師によるサポートを受けながら効率的に学習できるため、社員へのAzureの習得を促したい場合は研修の受講をおすすめします。
「BFT道場チョイトレ」のAzure研修の3つのメリット
「BFT道場チョイトレ」のAzureの研修を受講することで、以下のようなメリットがあります。
実務で必要なスキルを身につけることができる
Azure研修を受講することで、実際のビジネスシーンで必要とされる具体的なスキルを身につけることが可能です。例えば、Azureについての知識がないまま現場に配属された場合、打ち合わせや業務に関する会話が理解できず、業務への貢献が難しくなることが予想されます。しかし、Azure研修を受講することで、基礎的な知識から始めてAzureを体系的に学ぶことができ、現場で話されている内容がAzureのどの部分に関連しているかを理解できるようになります。そうすることで、自身の業務の質が向上し、チーム全体への貢献度も増すことでしょう。
社員のレベルに応じた研修を受講できる
Azure研修では、受講者のレベルに応じて、さまざまな研修コースが用意されています。初心者向けから上級者向けまで、幅広く研修が展開されているため、自分のスキルに適したコースを選択できます。社員一人ひとりがレベルに応じた研修を受けることで、効率的にAzureの技術を習得することが可能となります。
オンライン研修で業務都合に合わせて受講できる
現場業務で忙しいエンジニアにとって、研修を受講しようとしても業務都合によって受講できない悩みがあるでしょう。「BFT道場チョイトレ」は業務都合に合わせて講義を選択できます。具体的には、1回3時間の研修を受講者のスケジュールに合わせて自由に選択が可能です。
3ヶ月先までの開催スケジュールをカレンダー形式で見ることができるため、自身の業務都合を考慮したうえで受講スケジュールを調整できます。
詳しくは以下をご確認ください。
BFT道場チョイトレ
BFT道場チョイトレ Azure初級編
Azure初級編の概要と目的
Azure初級編の研修では、全3回のコースを通じて、以下の学習目標が設定されています。
第1回
・Azureの代表的な基盤サービスの理解
・Virtual Network(仮想ネットワーク)
・Virtual Machine(仮想マシン)
・Application Gateway(ロードバランサー)
・同サービスの使用方法及び構築スキルの習得
第2回
・Azureの代表的な基盤サービスの理解
・Azure Database for MySQL(データベース)
・Blob Storage(ストレージ)
・同サービスの使⽤⽅法及び構築スキルの習得
・Azureの代表的なサービス同⼠の接続⽅法の習得
・「Application Gateway」と「Virtual Machines」の接続
・「Virtual Machines」と「Azure Database for MySQL」の接続
・「Virtual Machines」と「Blob Storage」の接続
第3回
・Azureの仮想マシン⾃動スケール機能の構築スキル習得
・Infrastructure as Code(IaC)の⽤語の理解及びtemplate specでの環境構築スキル習得
この初級編の研修を通じて、受講者はAzureの基本的なサービスとその利用方法について理解を深め、A Azureの基盤を利用してシステムを構築・運用する基本的なスキルを習得することを目指します。
これにより、Azureを活用した現場プロジェクトへの適用と貢献度を高めることが可能となります。
Azure初級編の研修内容
各コースの研修内容を確認していきましょう。
第1回の研修内容
Azureの代表的な機能であるVirtual Networkの研修からはじまり、仮想ネットワーク上に各種リソースを配置してシステム開発環境の構築を行っていきます。各自にアカウントを割り当てられるので、ハンズオンで実際に設定を入力しながら進めていく流れになっています。
Step 1:Virtual Network
はじめに「Virtual Network」の構築を行います。AzureのVirtual Networkは、Azure内に他のネットワークから論理的に独立したプライベートネットワークを構築できるサービスです。Virtual Network上に仮想マシンをはじめとする各種リソースを配置していくことになります。Azureを使ってシステム開発を行うための基本となる技術です。
「チョイトレ Azure初級編」のVirtual Network構築講座では、Virtual Networkの構築とIPアドレスの設定、サブネットの作成、セキュリティグループの作成と設定などを行います。Virtual Networkの基本的な扱い方を体験し、以降の研修のための準備を済ませるのが目標となります。
Step 2:Virtual Machines
Virtual Networkの構築と基本的な設定が済んだら、Virtual Machinesの構築を行います。Virtual MachinesはAzureで提供されている仮想マシンサービスで、さまざまなOSやソフトウェアパッケージが導入されたマシンイメージから必要なものを選んで構築できるため、自由度が高く、工数を抑えた開発が可能となります。
「チョイトレ Azure初級編」のVirtual Machines講座では、基本的なマシンのスペック設定とイメージを選択し、マシンに割り当てるディスクとネットワークの設定を完了させることが目標となります。
Step 3:Application Gateway
Application Gatewayは、Azureで提供されているロードバランサ―の一種です。ロードバランサ―は、外部からの通信を複数のサーバーに割り振って負荷を分散するための仕組みです。「チョイトレ Azure初級編」では、Webシステムの構築が想定されているため、HTTPS通信の負荷分散に最適なApplication Gatewayの設定を行います。
フロントエンドの設定とバックエンドプールの作成からはじまり、ルーティング規則の設定など、通信に関する詳細な設定が求められるため、ネットワークに関する基礎的な知識があると望ましいでしょう。
第2回の研修内容
Azureの代表的なサービスである、Azure Database for MySQL(データベース)、Blob Storage(ストレージ)の説明後、実際に構築を⾏います。
Step 1:Azure Database for MySQL
Azure Database for MySQLは、Azureで提供されるフルマネージド型のリレーショナルデータベースです。利用開始までのコストが低く、耐久性と拡張性に優れています。「チョイトレ Azure初級編」では、基本設定とネットワーク設定を行い、後に仮想マシンと接続するための準備を行います。
Step 2:Blob Storage
Blob Storageは、Azureのオブジェクトストレージです。オブジェクトストレージとは、写真や動画、Eメール、Webページといった非構造化データを保存するためのストレージです。Blob Storageには大容量のデータを保存でき、HTTP/HTTPS経由でどこからでもアクセスできます。
「チョイトレ Azure初級編」では、Blob Storageを利用するための事前準備と、データを格納するためのコンテナを作成します。こちらもAzure Database for MySQLと同じく、後に仮想マシンと接続するための準備を行います。
Step 3:Application GatewayとVirtual Machinesの接続
Application Gatewayは、システム外部からのトラフィックを適切に振り分ける役割を担っています。そのため、Application Gatewayと、通信の振り分け先である仮想マシンとを接続しなければなりません。先ほど設定した仮想マシンとApplication Gatewayの設定を行います。仮想マシンへの接続先であるターゲットの設定と、Application Gatewayからの監視設定を行い、動作確認するのがここでの目標となります。
Step 4:Virtual MachinesとAzure Database for MySQLの接続
「チョイトレ Azure初級編」は、Webシステムの構築を想定してカリキュラムが作られています。Webシステムなどで動的なコンテンツをクライアントに返すためには、データベースから情報を取り出して画面を作成する必要があります。そのため、データベースとサーバーを接続しなければなりません。先ほど準備したAzure Database for MySQLを仮想マシンに接続し、アクセス確認を行うことが目標となります。
Step 5:Virtual MachinesとBlob Storageの接続
Blob Storageは、ログファイルの書き込みや静的ファイルの配置先として利用されるのが一般的です。システムには動的ファイルだけでなく静的ファイルも必要になるため、「チョイトレ Azure初級編」でも仮想マシンとBlob Storageの接続を行います。ここでは、接続設定とSASの生成、PHPファイルの書き換えが目標となります。SASとはコンテンツへのアクセスを制限するための仕組みで、セキュリティリスクを避けるために設定しなければなりません。
第3回の研修内容
第3回はAzureの仮想マシン⾃動スケール機能(Virtual Machine Scale Sets)について説明後、実際に使⽤し動作確認を⾏います。 IaCについて説明後、template specを使⽤し、環境構築を⾏います。
Step 1:Virtual Machine Scale Sets
Azureを使った基本的なシステム構築の流れを体験した後で、クラウドならではの機能を体験できます。「Virtual Machine Scale Sets」は、仮想マシンの自動スケール機能です。仮想マシンを指定した台数だけ同時に起動したり、負荷に合わせて自動で数を増やす・減らすことができ、耐障害性と可用性を高められます。
ここでは、仮想マシンの一般化と基本設定などを行い、最終的には実際に擬似障害を起こしてスケールセットが正常に起動することを確認します。
Step 2:Infrastructure as Codeを体験
最後に、Infrastructure as Codeを体験します。Infrastructure as Codeとは、コードを利用してインフラ構築を行う仕組みのことで、インフラ環境構築の自動化によるコスト削減、品質向上が期待できます。「チョイトレ Azure初級編」では、Azure Portalを操作して環境構築を行います。
レベル感
「BFT道場チョイトレ」Azure初級編では、実際にAzureのサービスを使用して、構築や設定を行うことで、より実践的なスキルを習得することができます。研修のレベル感は、初級者向けとなっており、Azureの基礎知識がない方でも安心して受講することができます。
おすすめしたいポイント
BFT道場チョイトレのAzure研修は、Azureの基本的なサービスや概念を学ぶことができ、また、実際にAzureのサービスを使用するので、より実践的なスキルを習得することが可能です。
Azure初級編は、以下の3つのメリットがあります。
・Azureに必要な基礎知識を体系的に学習できる
・実際にサービスを使用することで、学習内容が定着するコンテンツとなっている
・現場で実際に使われる業務観点から学べるため、学習の効率が高まる
BFT道場チョイトレのAzure初級編は、Azureの基礎的なスキルを習得したい方に最適な研修です。研修の詳細については、BFT道場のウェブサイトをご覧ください。
まとめ
本記事では、オンライン研修サービスである「BFT道場チョイトレ」Azure初級編の概要や目的、研修内容について解説してきました。本研修は、Azureスキルを効率良く身につけたい方々に特におすすめの研修内容となっております。また、コンテンツを提供している「BFT道場チョイトレ」の概要と特長は以下の通りです。
BFT道場チョイトレとは?
「BFT道場チョイトレ」は、多忙な現場で活躍するエンジニアたちに広く利用されているIT研修サービスです。定額制・受け放題の体系により、限られた予算の中でも多数の社員に学習の機会を提供することができます。また、受講者は、自身のスキル向上プランに合わせてコースを選ぶことが可能です。
2021年には、ネイティブ講師による英会話コンテンツを導入しました。利用者からはオフショアの企業とも自信をもってコミュニケーションを取ることができるようになったという評価もあります。
BFT道場チョイトレの特長
業務都合に合わせて講義を選択できる
チョイトレは1回3時間の研修を受講者のスケジュールに合わせて自由に選択できます。3ヶ月先までの開催スケジュールをカレンダー形式で見ることができるため、ご自身の業務都合を考慮したうえで受講スケジュールを調整できます。
3営業日前まで予約ができる
チョイトレは予約専用サイトから3営業日前まで受講予約が可能です。そのため、忙しく日々予定が変化しやすい現場のエンジニアの方も、少しの時間を有効活用し、スキルアッププランを実現できます。
詳しくは以下をご確認ください。
BFT道場チョイトレ
現場のシステムエンジニアに最適な研修をお探しの方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。